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ソナレセンブリ [リンドウの仲間]

今季3度目のセンブリ詣
地元に花が少なくなると、昆虫のように花を求めて移動したくなる。目的地への途中、トンネルを抜けると雲一つない秋晴れの空に、雪を被った富士山が視界に入ってきた。気象台によれば今日が初冠雪、平年より26日遅く、これまでの最晩記録1956年10月26日に並んだという。
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ソナレセンブリ(リンドウ科)Swertia noguchiana
 海岸に生えることから、漢字では「磯馴千振」と表記する。茎の高さは10㎝前後の小さな植物で、強い風が吹きつけ、波飛沫がかかるような環境に自生する。他のセンブリ属に比べ、多肉質で光沢のある葉が特徴である。分布は伊豆の一部と伊豆七島に限られ、絶滅危惧Ⅱ類(環境省)に指定されている。
 プレートテクトニクス説によれば、伊豆半島の成り立ちはフィリピンプレートの北上によるものといわれている。この成り立ちとソナレセンブリの分布を関連づけて想像すると、種の起源と進化についてのロマンが広がる。しかし、研究者からは、知識のない素人は何という馬鹿げた妄想するのかと叱られそうである。(2016.10.26)

 


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