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ノササゲ

目立つ豆果
 落葉が舞う季節になった。花はほぼなくなり,被写体は実に変わる。つる性の多年草は珍しいものではないが,草刈りや伐採などで果期にはなくなることもある。本種はどちらかといえば半日陰で見かけること多い。具体的には東向きの林縁で午後は日陰になるような場所で観察してきた。 
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ノササゲ(マメ科)Dumasia truncata 野大角豆
 本州~九州に分布,山地の林縁などに生えるつる性の多年草。長さ3mに達する。葉は托葉があり,羽状の3小葉からなり,小托葉がある。小葉は葉が薄く,表面は無毛で,裏面は疎らに伏した短毛があり,緑白色。頂小葉は長卵形で長さ3-15㎝,幅2-6㎝。托葉は広線形で,鋭頭,長さ3-4㎜。小托葉は針状,長さ1-2㎜。
 花期は8-9月。花序はまれに枝分かれし,長さ2-10㎝,花は淡黄色で,長さ10-20㎜。萼は無毛,筒部の上端は下側(背軸側)が長いため斜めで,裂片はほとんど目立たない。豆果は倒披針形で無毛,熟すと濃紫色,長さ4-5㎝,幅7-8㎜,3-5個の種子を入れる。種子は黒紫色で白粉を被り,ほぼ球形で,径約5㎜。(ABC:2023.11.22 D:2014.9.17)


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