ジョウエツキバナノコマノツメ

キバナノコマノツメの1品種
　登山道に蛇紋岩の露頭が目立ってくると黄花のスミレが現れてくる。岩の割れ目や岩盤に生じた僅かな土壌に生育していた。葉が柔らかく葉表や縁に毛がある母種キバナノコマノツメに比べ，葉は厚く毛はほとんどない。品種名glabri は「無毛の」である。

ジョウエツキバナノコマノツメ（スミレ科）Viola biflora var. biflora f. glabrifolia 上越黄花の駒の爪
　本州（群馬・新潟県境）に分布，キバナノコマノツメの1品種。葉が厚くがっしりして，無毛または微毛がある。超塩基性岸の影響で変形したものと考えられる。(2023.7.7)