SSブログ

クルマバツクバネソウ

見た目和名が一致
 車輪状の葉と羽子板でつく羽根を思わせる果実が和名の由来という。地味な花にもかかわらず自然の造形美を感じる花である。近縁種としてキヌガサソウが知られている。 
kurumabatsukubanesou.jpgkurumabatsukubanesou2.jpg
クルマバツクバネソウ(シュロソウ科)Paris verticillata 車葉衝羽根草
 北海道~九州に分布,山地の林下に生える多年草。
 茎の高さは20-60㎝。葉は6-8個で輪生し,葉身は倒披針形,長さ5-15㎝,幅1.5-4㎝,先端は尖り,鋭尖頭,葉柄はなく,縁は全縁。
 花期は6-7月。花は茎から柄を伸ばし,淡黄色の花を1個頂生する。花の径は4-6㎝。黄緑色で萼状の外花被片(4個)は,披針形~狭卵形で長さ3-4㎝。線状の内花被片(4個)外花被片の下に隠れるように見える。雄蕊は8-10個で葯は長さ5-8㎜,葯隔は葯から長く突出する。
 黄色の葯からさらに線状に突き出ているのが葯隔,中心部の黒く見えるのが雌蕊。
 果実は液果,秋に羽子に似た実となる。(2023.6.17)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。