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ヤマゴボウ

類似種との相違
 マルミノヤマゴボウとの違いを意識しながら観察した。検索表では, 
 ヤマゴボウ 心皮は8個で離生,種子は平滑,葉は鈍頭
 マルミノヤマゴボウ 心皮は7-10個で合生,種子には繊細な同心円状の線条,葉は鋭尖頭
 今回の観察ではヤマゴボウ花は白色,葯は淡紅色(マルミノヤマゴボウ淡紅色,葯は白色)を確認した。
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ヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)phytolacca acinosa 山牛蒡 別名 タイワンヤマゴボウ
 北海道西南部~九州に分布,無毛の多年草。中国原産といわれ,根を薬用とするために栽培されていたが,現在では少ない。根は著しく大きく,茎は太く,円柱形で緑色,高さ1m前後になり,分枝する。
 葉は柄があり,楕円形または卵状楕円形,鈍頭で末端のみやや尖り,深緑色,長さ15-20㎝。
 花期は6-9月。総状花序は頂生で短い柄があって直立し,長さ5-12㎝,果期にも垂れず,多くの花を着ける。小花柄は約1㎝。花は白色で,径約8㎜。雄蕊は花被の倍数,葯は淡紅紫色。花の頃は分かりにくいが,心皮は離生して8個の分果となる。(2022.6.16)

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