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ツキヌキソウ

“ツキヌキ”とは ...「なるほど」
 葉の基部を撮影中(写真下),思わず独り言を発した。カタカナ表記から植物を連想しにくいが,「突き抜き」という和名はまさにそのもの。 
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ツキヌキソウ(スイカズラ科)Triosteum sinuatum 突抜草
 本州(中部地方)のごく一部に分布,温帯の高原や林縁に生える多年草。中国と日本の一部に隔離分布し,著しい残存要素といわれている。絶滅危惧Ⅱ類(UV)
 茎は中空で叢生し,高さ1mに達する。全体に綿毛を密生する。
 葉は楕円形または卵形で,長さ10-15㎝,基部は相対する葉の基部と合生して,その中を茎が突き抜く(和名の由来)。
 花期は5-6月。上部の葉腋に無柄で淡黄緑色の花を2-4個着ける。花冠の長さは約2.5㎝,内側は紫褐色を帯びる。果実は石果,卵球形で長さ約1㎝,先に5裂した萼が残る。(2022.6.16)

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