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マルミノヤマゴボウ

一挙両得
 一瞬,こんなところまでヨウシュヤマゴボウか入り込んでいるのかと疑ったが,すぐに花序が異なることに気づいた。本種はあまり見る機会がなかったので,ヤマゴボウとの違いを意識して写した。この日の目的はツルガシワだったので,思いがけない出会いに得した気分になった。
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マルミノヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)Phytolacca japonica 丸実の山牛蒡
 本州(関東地方以西)~九州に分布,山地に木陰に生える多年草。根は大きく,茎は太く高さ1m以上になる。葉は長楕円形~卵状長楕円形で先はやや尖り,無毛で長さ15-30㎝,幅5-10㎝,葉柄は1.5-1.5-3㎝。花期は6-8月。総状の花序は直立して頂生,花は淡紅色を帯びる。心皮は7-10個で合生する。果実は紫黒色に熟し,ほぼ球形で液果で,分果しない。黒色の種子は腎円形でやや平たく,繊細な同心円状に線条がある。
 よく似たヤマゴボウは,葉が鈍頭,雄しべの葯が紅紫色,心皮が8個で合生,果実が分果,種子が平滑などの点で異なる。
(2021.6.18)

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