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クルマユリ

葉は輪生状
 花はコオニユリに似ているが,葉の着き方で容易に見分けられる。自生する環境は草原内の半日陰で,陽を遮るものがないところではハクサンフウロやシモツケソウが優占していた。
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クルマユリ(ユリ科)Lilium medeoloides 車百合 別名 チシマクルマユリ,ホソバクルマユリ 
 北海道・本州(近畿以北)・四国(剣山)に分布,亜高山帯の草原に生える多年草。鱗茎は球形,白色で径2-3㎝内外,鱗片に普通関節があり,苦味はない。茎は高さ30-100㎝,葉は茎の中央部付近1-3段に輪生状につき,披針形で長さ5-15㎝,縁に小突起がある。茎の上部では小型の葉が互生する。花期は7-8月。茎頂に1-数個の花を着け,横向きまたは斜め下向きに開く。花被片は披針形,赤橙色で長さ3-4㎝,濃色の斑点があり,上半部が強く反り返る。花粉は赤褐色。
 和名は,葉を車軸から放射状に出て車軸を支える輻(や)に見立てた。
(2021.7.28)

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