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ハクサンフウロ

変異の多い種
 葉形や毛の状態,花色などに変異が多く,ハマフウロ var. pseudopratense(北海道や東北地方北部の海岸),オガフウロ var. pseudopratense f. intermedium(秋田・男鹿半島),エゾフウロ var. yesoense(千島列島~東北地方)などが知られている。ハクサンフウロをイブキフウロとして分類する考え方もある。
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ハクサンフウロ(フウロソウ科)Geranium yesoense var. nipponicum 白山風露
 本州(中部地方以北)に分布,高原や高山の草地に群生する多年草。茎は高さ30-80㎝になり,基部は倒れ伏し,茎に下向きの圧毛,葉柄に下向きの粗い毛がある。葉は幅5-10㎝で,掌状に5深裂し,裂片は3出状にさらに2-3回中裂し,最終裂片は幅1-3㎜,表面には圧着する細毛が,縁及び裏面脈上には粗い毛がある。托葉は膜質で褐色を帯び,合生または離生して長さ5-8㎜。花期は7-8月。花の径は2.5-3㎝,花柄と小花柄には下向きの屈毛が密生する。萼片には伏毛があり,開出毛は目立たない。 (2014.8.2)

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