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バアソブ

見分け難い「ソブ」
 花期は図鑑によって異なるが,よく似たツルニンジン(ジイソブ)よりも一月ほど早いように感じる。産地は少なく観察したのは3回のみ。図鑑にしたがって同定するのだが,差が小さく迷ってしまう。大きさ,花冠の色,葉の毛などに違いはあるが,時期によってもそれぞれに異なることもある。決定的な違いは種子にある,といわれている。
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バアソブ(キキョウ科)Codonopsis ussuriensis 婆蕎
 北海道~九州に分布,山地の林縁や原野にやや稀に生える多年生つる草。全体に白毛を散生する。ツルニンジンに似ているが,全体に小型で塊根は短く,球形。葉の裏面に白毛が密生し,花冠は小さく,特に下半分には濃紫色の斑点がある。萼裂片は長さ1-1.5㎝。花期は7-9月。
 和名は,花冠の斑点を老婆のそばかす(木曽地方の方言でソブという)に見立てたものといわれる。 (2015.8.2)

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