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コオニユリ

盛夏の草原に咲く
 日本各地に分布して夏の草原ではよく見られたが,近年ではそうした風景に出会うことは難しい。よく結実するが,実生から花をつけるまでには数年を要し,自然豊かな草原でなければ生育できないという。人の手が入る茅場などが減少したこと,自然豊かな草原はシカの食害を受けやすいことなどが原因と思われる。
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コオニユリ(ユリ科)Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum 小鬼百合
 北海道~九州に分布,山地の草原に生える多年草。葉に柄がなくオニユリに似ているが,葉腋にむかご(珠芽)がつかない。地下に葡枝があり,花茎の高さは30ー60㎝。葉は線状披針形で長さ8ー14㎝,幅0.5ー1.2㎝。花期は7ー9月,2ー10個の花を下向きにつける。花被片は強く反り返り長さ6ー8㎝,雄しべが目立ち,花柱は子房より長い。(2019.8.18)

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