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マメグンバイナズナ

またまた帰化植物
 ヘラオオバコから数えて5つ目の帰化植物。立ち上がる一本の茎が上部で分岐して多数の花序を着ける。花序は次々に開花してまもなく果実となる。凄まじい生産能力である。道端の空き地に形成した群落からは想像を絶する種子が生産される。
 マメグンバイナズナ属Lepidium には17種が確認されているようだが,ほとんどが帰化植物とされる。地域で見かけるのは3種程度,そのうち萼よりも花弁が長いのは本種ぐらいと思われる。花序が八方に広がり,花弁は小さく,花序一つをクローズアップしてもインパクトに欠ける写真だ。
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マメグンバイナズナ(アブラナ科)Lepidium virginicum 豆軍配薺 別名 セイヨウグンバイナズナ
 北アメリカ原産で世界中に広く帰化している越年生草本。根生葉は羽状に深裂,秋にはロゼットを形成する。茎生葉はほぼ無柄で互生し,長楕円形で不規則な鋭鋸歯がある。植物体の下部に疎らな毛がある。春に茎の上部で多数分岐して先端に穂状の花序を着ける。花期は5-6月。花は直径3㎜ほどで緑白色の4花弁,果実は扁平な円形(軍配状)で長さ約3㎜。種子には白色半透明な翼がある。明治年間の中期に日本に帰化したとされ,現在では全国に広く見られる。道端,荒れ地,樹園地などに群生し,ときには畑に群生する。(2021.6.2)

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