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アサマリンドウ [リンドウの仲間]

襲速紀要素の植物
 一般的に知られているリンドウ(本州~奄美諸島に分布)の葉は,5対以上,波状縁にならない,柄がない,などの特徴がある。日が当たらないと開花しないのは,アサマリンドウもリンドウと同様であるが,生える環境には違いがあると感じた。日当たりのよい草地に生えるリンドウに対して,半日陰を好むように思う。「アサマ」は最初の発見地,三重県朝熊山(朝熊ヶ岳)に因む。分布は種小名sikokiana のとおり,四国の方が多いと聞く。
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アサマリンドウ(リンドウ科)Gentiana sikokiana 朝熊竜胆
 本州(紀伊半島南部・中国地方)・四国・九州に分布,低山の林下に生える多年草。茎は直立または斜上し,高さ10-25㎝,4条線がある。葉は2-4対対生し,卵形または長楕円形で長さ3-8㎝,3脈が目立ち,縁は波状に凹凸し,先は尖り,基部もしだいに狭まって,明らかな柄につらなる。花期は10-11月。茎頂及び上部の葉腋に数個つく。萼筒は長さ10㎜前後,裂片は卵形で平開する。花冠は長さ4-5㎝,青紫色で淡緑色の細かい斑点がある。花冠副片は小さく,蒴果は花冠から出ない。 (2020.10.20)

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