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コカモメヅル

極小の花を見つける
 クロンキスト及びエングラー分類体系ではガガイモ科オオカモメヅル属Tylophora であるが,APG分類体系ではキョウチクトウ科カモメヅル属Vincetoxicum に移行した。コバノカモメヅルと混同しやすいが,花序の長さや花の大きさで区別することができる。また,花冠に毛があることでも見分けられる。花の大きさなどは,オオカモメヅルの方に似ている。
 茎は長く伸びるが,細くて弱々しい。この日,良い個体が少なく,全体の様子が分かるような写真は写せなかった。
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コカモメヅル(キョウチクトウ科)Vincetoxicum floribundum 小鷗蔓 別名 トサノカモメヅル
 本州~九州に分布,丘陵から低山の里山の草地に生えるつる性多年草。茎は細くて他物に絡みつき,長く伸びる。葉は対生で,3角状の卵形~卵状披針形,長さ3-6(-8)㎝,幅1-3㎝。葉の基部は浅心形で3-25㎜の葉柄があり,中肋上に微毛があるほかは無毛。花序は集散花序でよく分枝し,普通付け根の葉よりも長い。小花柄は細く4-10㎜。花は小さく径4-5㎜で暗紫色。花冠裂片の上面にはやや微毛がある。副花冠は短く直立,基部は多少張り出す。花期は7-8月。 (2020.8.6)

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