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ミソハギ

送り盆
 本来の旧盆には親戚への盆参りや知人宅の新盆見舞いを行うが,今年は新型コロナ感染症流行で自宅のみの盆行事となった。「オガラ」を焚いて墓参りを済ませたが,何となく空しさが残る旧盆となった。連綿と行われてきた様々な物事が消滅していくような気がしてならない。

 和名の「禊萩」は祭事に用いることに因る。また,溝萩とも書くという。エゾミソハギに似るが,茎,葉,花序に毛がないこと,葉の基部が茎を抱かないこと,などで区別することができる。秩父盆地の休耕田や湿地には両種が自生する。
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ミソハギ(ミソハギ科)Lythrum anceps 禊萩
 北海道~九州に分布,山野の湿地に生える多年草。茎に毛がなく,高さは0.5-1m。葉は十字状に対生し,長さ2-6㎝,幅0.6-1.5㎝の広披針形で基部は茎を抱かない。花期は7-8月。花の直径は約1.5㎝。花弁は4-6個。萼片は三角形で6個。萼片の間には針状の付属体がある。雄しべは12個で,6個が長く,6個が短い。 (2020.8.14)


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