エノキ
段丘斜面の大木
昔は街道の一里塚や村境,橋のたもとなどに植えられ,各地にはいわれのある大木が残っている。エノキの枝にはヤドリギがよく寄生し,2018-12-08ヤドリギも同様である。河岸段丘に生えるものを写したが,大木といってもエノキの部類では普通の大きさであろう。段丘斜面一帯には10数本のエノキが生えている。種子が鳥などに運ばれ,実生から生長したものと思われる。秋になると写真のエノキには多くの野鳥が,成熟した実を求めて群がる。
雌雄同株と理解していたが,ほとんどが雄花。画像を拡大して確認すると,両性花は先端部に集まっている。時折,雄花が弾けるように開き,風で花粉が飛んでいく。まさに風媒花である。
昔は街道の一里塚や村境,橋のたもとなどに植えられ,各地にはいわれのある大木が残っている。エノキの枝にはヤドリギがよく寄生し,2018-12-08ヤドリギも同様である。河岸段丘に生えるものを写したが,大木といってもエノキの部類では普通の大きさであろう。段丘斜面一帯には10数本のエノキが生えている。種子が鳥などに運ばれ,実生から生長したものと思われる。秋になると写真のエノキには多くの野鳥が,成熟した実を求めて群がる。
雌雄同株と理解していたが,ほとんどが雄花。画像を拡大して確認すると,両性花は先端部に集まっている。時折,雄花が弾けるように開き,風で花粉が飛んでいく。まさに風媒花である。
エノキ(アサ科)Celtis sinensis 榎
本州~沖縄に分布,丘陵から山地の日当たりの良い適度に湿り気のある所や沿海地,雑木林や人里近くにも多い落葉高木。雌雄同株。高さ20m,太さは1mほどになる。よく枝分かれして,樹冠は横に広がる。樹皮は灰黒色,小さな皮目が多いが,割れ目はない。葉は互生,葉身は長さ4-9㎝,幅2.5-6㎝の広楕円形,厚くて両面ともざらつく。花期は4-5月,葉の展開と同時に開花する。雄花は新枝の株に集まってつき,両性花は上部の葉の脇につく。果実は核果,径約6㎜の球形,9月に赤褐色に成熟する。
クロンキスト及びエングラー分類体系ではニレ科に分類されている。(2020.4.21)
本州~沖縄に分布,丘陵から山地の日当たりの良い適度に湿り気のある所や沿海地,雑木林や人里近くにも多い落葉高木。雌雄同株。高さ20m,太さは1mほどになる。よく枝分かれして,樹冠は横に広がる。樹皮は灰黒色,小さな皮目が多いが,割れ目はない。葉は互生,葉身は長さ4-9㎝,幅2.5-6㎝の広楕円形,厚くて両面ともざらつく。花期は4-5月,葉の展開と同時に開花する。雄花は新枝の株に集まってつき,両性花は上部の葉の脇につく。果実は核果,径約6㎜の球形,9月に赤褐色に成熟する。
クロンキスト及びエングラー分類体系ではニレ科に分類されている。(2020.4.21)
2020-04-27 00:00
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