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チャボホトトギス

2015年宮崎県の花巡り2(同定に迷うホトトギス)
 キバナノツキヌキホトトギスを堪能後,下山した登山口で見つけた。その時からずっとキバナノホトトギスと考えていたが,迷ったあげくチャボホトトギスとした。宮崎県のみに産するキバナノホトトギスは花期が9ー11月とやや遅く,茎の高さは20ー50㎝,類似種よりも花柄が長いことなどが特徴で,この個体はその特徴に合致しない。九州南部・大隅半島周辺にはタカクマホトトギス(高隈杜鵑草)という変種も分布している。南九州の「黄色の杜鵑草」は魅力的であり,紛らわしい。
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チャボホトトギス(ユリ科)Tricyrtis nana  矮鶏杜鵑草
 本州(東海地方~近畿地方)・四国・九州に分布,南限を屋久島とする多年草。キバナノホトトギスの矮小型とも考えられる。草丈は2ー15㎝,茎には硬い毛がある。葉は倒披針形で,長さ5ー15㎝,表面は光沢があり,明らかな紫斑紋があり,基部はしだいに狭くなる。花期は8ー9月,茎頂または上部の葉腋に1ー2花をつける。花柄は毛が密生し,花よりも短い。花被片は20ー24㎜,紫褐色の斑点がある。(2015.9.18)

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