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ヒキヨモギ

キク科でないヨモギ
 和名の由来は定かではないが,葉の切れ込みのようすがヨモギを思わせるからであろうか。草刈りが行われ,比較的自然度の高い草地に生育するといわれている。
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ヒキヨモギ(ハマウツボ科)Siphonostegia chinensis 引蓬
 北海道~沖縄まで日本全土に分布,低山の日当たりのよい草地に生える半寄生の1年草。茎は直立し,上部がやや分枝して高さ30ー70㎝になり,全体に曲がった短毛が密に生える。葉は卵形で長さ1.5-5㎝,幅1ー3㎝,3片ほどの広線形の裂片に裂け,下方の裂片はさらに少数の裂片に裂け,両面特に裏面の脈上には曲がった短毛が生える。花期は8ー9月,枝先の葉腋ごとに1花をつける。鮮黄色の花冠は長さ2.8㎝。上唇の先は細くなる。近縁種のオオヒキヨモギの上唇は狭まらず切形。クロンキストやエングラー分類体系ではゴマノハグサ科に分類されている。(2019.8.29)

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