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アオフタバラン [ランの仲間]

緑色の地味な花
 シナノコアツモリソウが自生する森には,不鮮明な白斑の双葉が数多くあることを承知していた。アオフタバランであれば花期を迎える頃なので再び訪れた。林床にはイノシシの仕業と思える痕跡があり,根が露出したコアツモリソウを数株見つけた。いずれも埋め戻したが枯れないことを願うしかない。
 双葉のランは予想したとおりで,多くのアオフタバランが見頃を迎えていた。薄暗く,微風でも花茎が揺れるので,気に入るような写真にならない。
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アオフタバラン(ラン科)Neottia makinoana 青二葉蘭
 本州~九州に分布,冷温帯の樹林下に生える地生の多年草。
 根茎は短くて細く,横にはい,糸状の長い根をつける。茎は直立し,10-20㎝。
 葉は地上近くにつき,3角状卵形,青緑色で不鮮明な白斑があり,先端は円頭,光沢はなく,長さ幅ともに10-30㎜。鱗片葉は4-10個,疎らに互生し,狭卵形,鋭尖頭,長さ2-5㎜。
 花期は7-8月,帯緑色の花を疎らに5-20個つける。唇弁は倒卵形で長さ5ー6㎜,基部に近づくにしたがって狭くなり,耳状裂片もなく。
(2019.8.9)

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