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アミシダ [デジタル化]

過去の屋久島14
 このシダを知ったのは恩師Y先生のスライド写真からだった。印象的な「網目」から覚えやすいシダの一つといえる。
 当時の使用フィルムは粒子を重視してエクタークロム100を常用,また質感を大事にするためにストロボは一切使わなかった。この写真のシャッタースピードは1/4~1/8秒程度と思われる。風によるブレに難儀して何枚も撮影したうちの1枚だ。薄暗い場所にも強いデジタルカメラで撮影してみたいが,屋久島はあまりにも遠くなった。amishida.jpg
アミシダ(ヒメシダ科)Thelypteris griffithii var. wilfordii 
 本州(三重県南部~和歌山県南部)・四国(徳島県,高知県)・九州(本土,甑島列島,屋久島)・沖縄(沖縄諸島,西表島)に分布,山地林下の湿った場所~やや乾燥した場所に生育し,群生することが多い。植物全体に尖った多細胞毛がやや密生する。
 根茎は短く斜上~匍匐し,相接して葉をつける。葉柄はわら色で基部には暗褐色の鱗片があり,毛が密生する。葉身は単葉~単羽状深裂の3角形。葉脈は不規則に結合して網目をつくる。葉質はかさかさした草質で,葉の裏面にも毛がある。和名は葉脈と脈状にある胞子嚢群がつくる網目模様にちなむ。(1984.8.4)

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