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ホウオウシャジン

鳳凰三山の稜線に咲く
 この稜線に立つには急登を強いられる。年々衰える体力から登れるチャンスはそう多くはない。盆行事を済ませると急に秋を思わせる天候となった。この稜線だけに咲くホウオウシャジンは例年より早く見ごろを迎え、すでにウラシマツツジの紅葉がはじまっていた。
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ホウオウシャジン(キキョウ科)Adenophora takedae var. howozana 鳳凰沙参
 鳳凰三山に産するのでこの名がついた。イワシャジンの高山型と考えられるもので、丈低く、岩から垂下する。葉は細くて先が少し鎌形に湾曲してやや厚い。花期は8-9月、花冠が少し小型になったものである。萼片はイワシャジンよりも外側に開いて反り返り、鋸歯も少ないといわれている。鐘形の花冠は、紫色を帯びたものから青の強いものまで様々である。地蔵岳・観音岳・薬師岳の稜線で随所に見られ、花づきが良く、想像以上に個体数も多い。一番上の写真には北岳の大樺沢を背景に入れてみた。わずかに雪渓が残っている。 (2018.8.20)

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