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ノカンゾウ

里山の畦に咲く
 棚田の畦道を歩いていると斜面が朱色に染まっていた。少し花期が遅れたヤブカンゾウかと思い、近づくと八重咲きは一つもない。これだけ見事なノカンゾウを見るのは、はじめてである。ワスレグサ属Hemerocallis (キズゲ属、ヘメロカリス属、カンゾウ属ともいう)の多くは、梅雨明けのころから咲きはじめるイメージがある。立秋を過ぎても見ごろが続いているのは驚きである。
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ノカンゾウ(ツルボラン科)Hemerocallis fulva var. disticha 野萱草
 本州~沖縄に分布、溝の縁や野原にはえる多年草。根茎は長くはい、根にときにふくらみがある。葉は長さ50-70㎝、幅10-15㎜。上部に小型の苞がつく。花は7-8月、花序は2分してそれぞれに10花内外が開く。花被片は橙赤色でほとんど同形、長さ7-8㎝、先は反り返る。花筒は長さ2-4㎝あって他種よりはるかに長いのが特徴である。雄蕊は6個、花被より短い。結実することは少ない。(2018.8.12)

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