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タカネコウリンカ [キクの仲間]

高山の岩礫地を彩る12
 高山の岩礫地には色鮮やかな花をつけるものが多い。地味な花には関心は薄くなるが、植物を探す者にはかえって目を惹くこともある。本来の花期は8月、まだ頭花が開きはじめたばかりだ。違和感のある黒っぽい総苞が意外によく目立っていた。
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タカネコウリンカ(キク科)Tephroseris takedana 高嶺紅輪花
 本州(中部地方)に分布、高山帯の草地にはえる多年草。茎は高さ18-35㎝、綿毛をかぶる。根出葉には長柄があり、葉身は長楕円形で長さ2.5-6㎝、鈍頭、基部は丸く、縁は微凸歯があるか、全縁。花をつけない茎の葉は長さ27㎝、幅約4㎝。茎の下部や中部の葉は長楕円形で長さ5-11㎝、幅1.5-3㎝、基部は茎を抱き、縁に不ぞろいな微凸歯、両面にくも毛、しばしばちぎれた毛がある。花期は8月、頭花は4-5個がやや散形につき、径20-25㎜。花柄は紫色を帯びる。総苞は長さ7-10㎜で黒紫色。(2018.7.18)

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