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イワツクバネウツギ

武甲山の貴重種
 武甲山といえばチチブイワザクラミヤマスカシユリが有名であるが、これ以外にも希少な植物が生育していた。その中の1種を幸運にも見ることができた。初見の植物は花づきが良く、当たり年のようだ。
iwatsukubaneutsugi.jpg
イワツクバネウツギ(スイカズラ科)Zabelia integrifolia 岩衝羽根空木
 本州(関東以西)~九州に分布、標高300-1500mの山地に点々と分布し、主に石灰岩地、まれに蛇紋岩地に生育する落葉低木。樹高は2m以下。密に分枝し、枝には6条の縦溝があり、節部はふくらみ、随は細い中空。葉は対生し、長さ2.5-7㎝、幅1-3.2㎝。葉柄は長さ4-7㎜、基部がふくらむ特徴を持つ。5-6月、新枝の先に長さ3-6㎜の花柄を出して、淡紅色を帯びた花をふつう2個つける。花冠は細長い漏斗状。ツクバネウツギ属に似るが、樹皮にある6本の溝や葉柄の基部の特徴から別属として扱うようだ。環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。
 (2018.4.27)

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