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ヒロハノアマナ

早まる開花予想日
 ソメイヨシノの開花予想日が日を追うごとに更新されるなか、地表からカタクリの芽がのぞいていた。季節の進み方が異常なほど早まっている。カタクリよりも開花が早いヒロハノアマナが気になる。
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ヒロハノアマナ(ユリ科) Amana erythronioides 広葉の甘菜
 本州(関東~近畿)、四国に分布、草地や疎林に生える多年草。地中の鱗茎から春に2個の根生葉を出す。根生葉の中央脈に沿う薄い色の筋と3個の苞葉(つぼみを包んでいた葉)が特徴で、アマナと区別することができる。地表に出た根生葉は茶褐色(写真下)を帯びているが、やがて緑色を帯びてくる。苞葉の数は写真上・中で確認できる。

 環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているが、落葉広葉樹林を薪炭や落ち葉堆肥のために活用しなくなったことが影響している。他の植物との競争に弱く、アズマネザサなどが繁茂した林では生育できない。生育に適した環境には人的な維持管理が必要である。 (2018.3.13)

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