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ハッポウタカネセンブリ [リンドウの仲間]

類似する亜種を意識して
 本変種を始めて見たのは秋の八方尾根を訪れた9年前のことである。下山後,林道途中の標高約1000m付近でひょろっと伸びた植物があった。花は数輪のみ,明らかに花期を過ぎていたが青紫色の小さな花が印象的だった。
 今回,花冠裂片が萼裂片と同長か少し長いタカネセンブリsubsp. micrantha が白馬岳で記録されているので,時間をかけて観察した。写真D・Eの萼裂片はA~Cよりも比較的長いが,タカネセンブリほどではない。タカネセンブリやチシマセンブリsubsp. tetrapetala var. tetrapetala と見比べたいが,これらの自生地を訪れるには困難が多すぎる。可能なのは北地の海岸に生えるチシマセンブリぐらいかもしれない。
※ 写真は上から順にA~E
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