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エゾノツガザクラ [ツツジの仲間]

分布南限地を訪ねる
 この自生地における本種の花期は例年6月20日ごろ,残念ながら6月下旬は悪天候続きで予定を延ばしてきた。先ずは安全第一。7月に入ったので残り花状態であることは覚悟していた。
 北半球の寒帯に広く分布しているが,この自生地は分布の南限と思われる。アオノツガザクラと混在していることが多く,いくつかのパターンで自然雑種が報告されている。登山ルートの3箇所で自生を確認した。いずれも付近にはアオノツガザクラが見られた。
 純系のエゾノツガザクラの花冠は,表面に腺毛,細長い形,紅紫色,といわれている。
分布南限地では花冠のほとんどが,疎らな腺毛,球状壺形,淡紅紫色,であった。萼片も含めて両種の特徴が混在するハイブリッドと思われる。日本で純系のエゾノツガザクラの自生は北海道の限られた山域だけのようだ。
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