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ノビル [ネギの仲間]

旬は春
 小学校1年の頃,ガキ大将に無理やり生で食べさせられた。10歳に満たない子どもにはあまりにも刺激的な味覚であった。
 縄文時代にはすでに食用とされ,古事記や万葉集にも登場するお馴染みの植物である。秩父地方では茎の立たない4-5月が旬となる。鱗茎は生で味噌をつけたり,ぬたや天ぷらなどでも食される。酒のつまみに最適とされ,小さい頃にはノビル摘みをする大人を見かけた。最初の体験がトラウマとなり,2度と口に入れたことはない。
 観察すると全部が花となる個体(写真A,B)は意外と少ない。ムカゴ(珠芽)と花の両方着けるものやムカゴだけのものもある。すでにムカゴから芽を出しているもの(写真C,D)も見られる。身近な植物であるが,まだ調べられていないこともある。
 ※写真は上から順にA~D
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