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ナンバンギセル [寄生植物]

万葉集にも登場
 「道の辺の 尾花がしたの 思い草 今さらになど 物か思はむ」(作者不詳) とオモイグサ(思草)の名で詠まれているが,ナンバンギセルが尾花(ススキ)の下で咲く様子がよく分かる。万葉の作者の鋭い観察力や豊かな感性がうかがえる。
 叢生するススキの株内から花柄を伸ばすものから,写真のように株外から花柄を伸ばすものもある。この自生地では日当たりのよい南側よりも,直射日光が当たらない北側に多くの個体を見ることができた。
nanbangiseru.jpg

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