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マツバラン [デジタル化]

過去の屋久島20
 これまで「過去の屋久島」で取り上げてきた多くのシダは,亜熱帯~熱帯に分布するものや屋久島に行かなければ見られないものがほとんどである。まさに恩師Y先生のご指導によるものである。
 今回のシダは秩父地方にも分布しているが,和名のごとく「松葉」数本が岩場から生える極めて貧弱な個体で,このような大株になるものは全くない。ヒモランを思わせるが,ヒカゲノカズラ科の特徴はない。本質的に空中湿度が高い環境を好むらしく,熱帯植物を栽培している温室などでは野生のものより大きく生長する。写真下のような個体が一般的なマツバランである。
matsubaran.jpgmatsubaran2.jpg

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