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スギナモ

初見の水生植物
 水底が全く見えないほど清らかな流水に水草が繁茂していた。1960年頃,尾瀬沼で異常繁殖したコカナダモを一瞬疑った。近づけない距離にあったのでカメラ内で拡大すると初見の種と感じ,帰宅して図鑑等で改めて確認した。北半球の寒冷地にも分布する北方系の植物と思われる。花期になると水上に立ち上がり葉腋に花を着ける。
suginamo.jpgsuginamo2.jpg
スギナモ(オオバコ科)Hippuris vulgaris 杉菜藻
 北海道・本州中部以北に分布,沼地に生える無毛の多年草。茎は根茎の節から単生し,多くの節があり,高さ5-50㎝になる。
 葉は1節に6-12個輪生し,線形で,全縁,水中葉は長さ2-6㎝,幅2-3㎜,水上葉は長さ1-1.5㎝,幅は約2㎜,先は鋭形かやや凹形,1脈がある。
 花期は6-8月。花は水上葉の葉腋に単生し,柄はなく,ごく小さい。萼は筒状,卵状楕円形で,長さ1-2㎜。雄蕊は1個,葯は大きく,紅色を呈し,卵状広楕円形,花糸は太くて短い。
 クロンキスト及びエングラー分類体系ではスギナモ科に分類される。(2023.10.3)


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