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ヒツジグサ

半世紀ぶりの尾瀬ヶ原は観光
 開花時刻は未の刻とは限らない。昼間に開き夜は閉じる。これを数日繰り返し寿命を終えると思われる。埼玉県では野生絶滅となっているが、環境省のカテゴリーでは無指定である。栽培種が多く,野生自生種はかなり少ないようだ。
 今回は尾瀬ヶ原を見たことがない妻のリクエストで訪れた。快晴,無風,花はなく草紅葉は見頃でまさに観光,三脚は持たずスナップ写真に徹した。
 山の天気は激変しやすく,この数日後至仏山(写真C)の山頂部は冠雪した。花期はとうに過ぎているので別の地で写した未公開の過去写真(写真DE)を取り上げた。この時は三脚を立てて無風状態を待って撮影した。

 ※ 写真は上から順にA~E
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ヒツジグサ(スイレン科)Nymphaea tetragona 未草
 北海道~九州に分布,池や沼に生える多年草。水底に根をはり,地下茎は太く短い塊状で,長い葉柄を伸ばし水面に葉を浮かべる。
 葉は卵円形~楕円形,長さ8-19㎝,幅5-12㎝,葉の基部は深く切れ込み,無毛。
 花期は6-9月。花は根生する長い花柄に1個頂生し,水面に浮かぶか水上に抜き出る。萼片は緑色で4枚。花弁は多数,外方のものは萼片と同長かより長い。雄蕊は多数,葯は側生ないし内向する。花の中央には多数の心皮が輪生し,合着して1つの雌蕊となり,雌性先熟。昼に開花し,夜には閉じる。
 和名は未の刻(午後2時)に開くことに因るが,実際にはこの時刻より早く開くこともあり,閉じることもある。(ABC:2023.10.3 DE:2014.9.19)


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