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ヒメノキシノブ [シダの仲間]

常緑性の小さなシダ
 この時期に見頃を迎える花を目的に訪れたが蕾ばかり。こんな時は花の咲かない植物を被写体にする。特徴的な胞子嚢群と長く横走する根茎を一緒に確認できる株(写真A,C)を撮影した。
 ※ 写真は上から順にA~C
himenokishinobu.jpghimenokishinobu2.jpghimenokishinobu3.jpg
ヒメノキシノブ(ウラボシ科)Lepisorus onoei 姫軒忍
 北海道西南部以南,九州(奄美大島まで)にいたる各地に分布,やや明るい林中の岩上や樹幹に生じる常緑性のシダ。
 根茎は細く,径1-1.5㎜,長く横走し,やや密に鱗片をつけ,葉を疎らに着ける。鱗片は圧着し,披針形~線状披針形で鋭頭~鋭尖頭,基部は円形~心形,長さ辺縁に不規則な辺縁に不規則な突起があり,暗褐色で膜質,格子状。
 葉身は線形,上端付近が広くて幅2-5㎜,長さ3-10㎝,鈍頭~鋭頭,革質で無毛,脈ははっきりとは見えない。胞子嚢群は数個,葉身の上部の中肋と辺縁の中間に並んで着く。
 染色体はn=25の2倍体。(AC:2023.10.2 B:2023.9.25)


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