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テガタチドリ [ランの仲間]

掌状に肥厚する根
 上信越地方の日当たりの良い草地(2000m前後)で見ることができる。奥秩父でも亜高山帯の草原に生育していたと記憶していたが,現在の県カテゴリーでは絶滅となっている。
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テガタチドリ(ラン科)Gymnadenia conopsea 手形千鳥 別名 チドリソウ
 日本では北海道・本州中北部に分布,亜高山~高山帯の草原に生える多年草。
 根は一部が肥厚し,掌状に分かれる。茎はやや太く,高さ30-60㎝。葉は茎に中部以下に4-6個が互生し,広線形,長さ10-20㎝,幅1-2.5㎝,2つ折りになり,基部は茎を抱く。鱗片葉は茎の上部に数個あって線状披針形。
 花期は7-8月。やや密に淡紅色の花を多数着ける。苞は披針形,花とほぼ同長。萼片は卵形,長さ4-5㎜。花弁は斜卵形で,萼片より短い。唇弁は卵状楔形で長さ6-8㎜,3中裂し,裂片は同大で円頭。距は線形で長さ15-20㎜,後方に反り気味に突出する。蕊柱は1.5㎜。(2023.7.21)


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