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シロテンマ [ランの仲間]

オニノヤガラの変種
 母種 G. elata 比べて大型のものは少なく,大きいもので高さ50㎝あまり,他は30㎝前後であった。母種に比べて花期は遅く,より湿った土壌に生えていた。
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シロテンマ(ラン科)Gastrodia elata var. pallens 白天麻
 本州~九州に分布,冷温帯~暖温帯の落葉広葉樹林下に生える多年草。光合成を行わず共生するナラタケ属の菌から炭素を得る菌従属栄養植物。母種オニノヤガラ G. elata var. elata に比べ小さく,花数も少ない。花の形態に違いがあり,開花期がより遅いことなどから別種とすることが適当であろう。分布が限ら少ないため少ないため,生態はよく分かっていないが,松村任三著『帝国植物名鑑』(1912)に名前が記載されているように古くから認識されていた。シロテンマは元々 G. gracilis の学名が当てられていたが,後の研究によってこの学名はナヨテンマに相当することがわかった。(2023.7.21)


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