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クモイイカリソウ

母種と比較
 拙ブログ2018-06-10 キバナイカリソウで本変種についても触れた。「これはキバナイカリソウに近いものか,イカリソウに近いものか,なお研究を要する」とある日本の野生植物(1982. 平凡社)が約30年ぶりに改訂されたので,期待して改訂新版(2015. 平凡社)を読んだが同じ記述のままであった。キバナイカリソウをイカリソウの1品種として,さらにキバナイカリソウとクモイイカリソウを区別しないという考え方もある。
 観察して母種と比べると,草丈はより低く15㎝程度,小葉の先は尾状にならない。小葉の縁の刺状毛はほとんどないか疎ら。1個体が着ける花はかなり少ない。
kumoiikarisou.jpgkumoiikarisou2.jpg
クモイイカリソウ(メギ科)Epimedium koreanum var. coelestre 雲居碇草
 群馬県の谷川岳や至仏山の蛇紋岩地帯には,花がクリーム色で,小葉の縁に刺状の毛のないクモイイカリソウがある。これはキバナイカリソウに近いものか,イカリソウに近いものか,なお研究を要する。(2023.7.7)


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