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ハルザキヤマガラシ

黄色の絨毯広がる
 約40年前,群馬長野県境から上信越へ向かう途中ではじめて見かけた。その後,奥秩父三国峠から川上村への林道沿いで大群落に出会った。今では秩父地方でも見られる。
 国立環境研究所ホームページを閲覧すると,要注意外来生物指定,侵略的外来種ワースト100とある。生態的特性は,冷涼で日当たりが良く,湿った肥沃地を好む,土壌の種類は選ばない,と示されている。高原野菜畑周辺は,この植物にとってもってこいの場所に違いない。

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ハルザキヤマガラシ(アブラナ科)Barbarea vulgaris 春咲山芥子 別名 フユガラシ,セイヨウヤマガラシ
 ヨーロッパ原産の越年~短命な多年草。ヨーロッパ,北アフリカ,オセアニア,北アメリカなどの温帯に分布する畑地雑草。
 茎は直立,地際で数株に分かれ,上部でも分岐が多く,高さ30-80㎝。根生葉は有柄,羽状複葉となる。
 茎上部の葉は互生,無柄,基部は耳形となって茎を抱く。葉面は濃緑色,やや厚くて光沢がある。
 花は鮮黄色の十字花で,直径6-8㎜,花柱は子房とほぼ同長,果実の嘴は長さ1.8-3㎜で幅より大。種子と根茎により繁殖する。夏から秋に発生し,花期は翌春。
 種子生産量は株当たり4-11万個と極めて多い。麦類に混入して広まったとされるが,日本には明治末に渡来した。牧草地,畑地,水田,荒れ地,道端などに広がり本州中部以北に多い。(2023.5.24)


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