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フジスミレ [スミレの仲間]

スミレの春は短し_その9
 前回のケイリュウタチツボスミレ同様,今年計画していたスミレである。訪れた地の見頃は例年5月上旬,まだ開花前かと危惧したが,今年の気候を考慮して2週間ほど早めて訪れた。蕾のものはわずかでほとんどが開花,中には果期(写真E)のものもあった。学名上はヒナスミレの母種となっているが,花期(写真A~D)はミヤマスミレを思わせる。伸長した果期の葉
(写真E)はヒナスミレ似だった。
※ 写真は上から順にA~E
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フジスミレ(スミレ科)Viola tokubuchiana var. tokubuchiana 藤菫
 本州(栃木県,群馬県)に分布,沢沿いのやや湿り気のある落葉樹林(低山~1500m)に生える。草丈は3-8㎝と低い。
 葉は地面沿って水平に広がる。花柄があまり伸びず,花が葉の上にのっているように見える。花期の葉は長さ2-4㎝の卵形で,基部は心形。葉の表面は暗緑色で葉脈沿いに白い斑が入る。裏面は紫色を帯びる。裏面や葉柄には毛がある。
 花期は4月上旬-5月上旬。花の径は1.5-2㎝で淡紅紫色~紅紫色。側弁には疎らに毛がある。(2023.4.21)




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