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フタバムグラ

アカネ科の小花
 小さく目立たない植物である。湿った畦道などに普通に生える1年草と感じていたが,あまり見かけなくなった。周辺に小さな沼が点在し,水田が広がる畦道に生育していた。過度な除草や使用する農薬も少ない地域と感じた。水路には終わりかけの花を着けたミズオオバコも確認した。
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フタバムグラ(アカネ科)Oldenlandia brachypoda 双葉葎
 本州~沖縄に分布,畑や水田の畦などに生える1年草。茎は細く円形で,基部から枝分かれして斜上または横に広がり,長さ10-25㎝,無毛である。
 葉は線形で,縁にざらつく短毛があり,先は尖り,基部はやや細くなって,ほとんど柄がなく,長さ1-3.5㎝,幅1.5-3㎜。托葉は3角状膜質で少数の裂片に裂け,対生する葉の間にある。
 花期は8-9月。葉腋にごく短い柄のある1-2個の白色の花を着ける。萼裂片は3角状披針形で横に開いて先は鋭く尖り,長さ約1.5㎜。花冠は筒状で,1/3ほどまで4裂し,長さ2㎜。蒴果は球形で,先が外側に曲がる4枚の萼裂片があり,径3㎜。
 ヤエムグラに似ていて,葉が2枚ずつ対生することが和名の由来。(2022.10.8)


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