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ナンバンハコベ

南蛮という名の在来種
 何度も撮影してきたが,気に入るように撮れない。ツルセンノウという別名があるが,蔓植物ではない。他の植物に寄りかかるように茎を長く伸ばし,分枝も多い。林縁に形成される“ソデよく見られるよく見られる。ここではカナムグラが絡みつき(写真下),ナンバンハコベの茎との区別は見分けづらい。下向きの花が多いが,他の植物に寄りかかった横向きのもの(写真上・中)を撮影した。
※ 写真は上から順に上,中,下
nanbanhakobe.jpgnanbanhakobe2.jpgnanbanhakobe3.jpg
ナンバンハコベ(ナデシコ科)Silene baccifera var. japonica 南蛮繁縷 別名 ツルセンノウ
 北海道~九州に分布,山野に生える多年草。
 茎は長く伸び,長さは1.5m以上になり,分枝が多く,細毛があり,節から根を出す。

 葉は対生で,広披針形~卵形,長さ2-5㎝,幅1-2.5㎝,先は鋭尖形,裏面と縁に毛があって,柄は長さ1-4㎜。
 花期は7-10月。花は枝頂に単生し,多少とも下を向く。花弁は離れ離れに着き,爪部は細く舷部は楔形で2裂し,長さ1.5㎝。花弁には1対の鱗片がある。花柱は3個,
 萼は緑色で,5中裂し,長さ1-1.2㎝,裂片は長卵形で,先は鋭形。
 球状の蒴果は径6-8㎜で萼との間に柄がある。果床は長さ2.5-3㎜。種子は腎形,黒色,長さ約1.3㎜。
(2022.8.10)


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