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カライトソウ

旬の唐糸
 この花は数回見ているのだが,いずれも花穂が変色していた。今回も日当たりの良い稜線では旬を過ぎていた。撮影した個体はもっとも標高の低いところで撮影したもの。雪が遅くまで残るところなので,よい個体が残っているだろうと期待していた。唐糸とは中国渡来の糸をいう。
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カライトソウ(バラ科)Sanguisorba hakusanensis 唐糸草 別名 トウウチソウ
 本州(北アルプス北部~白山~滋賀県北部)に分布,亜高山帯~高山帯の草原,砂礫地に生える多年草。ほとんど無毛で根茎は太く,葉を根生する。茎は高さ40-80㎝,少数の葉をつける。
 根出葉は9-13個の小葉からなり,小葉は長楕円形~卵状長楕円形,長さ3-6㎝で円頭,縁には粗い毛があり,基部は心形,裏面は粉白色,小葉柄は明らかで,長さ3-7㎜。茎葉は小さくなる。
 花期は8-9月。花は紅紫色。花穂は茎及び枝の先ごとに1つずつ着き,著しく長い円柱形,長さ4-10㎝,花軸がしなやかで下垂する。雄蕊は長さ7-10㎜あり,長く花外に出る。花糸は紅紫色,上部は扁平で幅が広く,葯は乾くと黄褐色を呈する。(2022.8.9)


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