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オヤマソバ

パイオニア植物
 ほかの植物が生えないような砂礫地で見かけることが多い。花を中心に撮影する撮影する人であっても,この植物を写す人は少ない。周辺にはタカネマツムシソウも見られ,多くはこちらを被写体とするであろう。不毛の砂礫地に深く根を張り,茎も太い。オンタデ同様,風衝地に適応した植物である。
 撮影中に一瞬霧が晴れ,有名な不帰嶮の一部が姿を現した。慌ててシャッターを切ったが,意味不明の写真となってしまった。
oyamasoba.jpgoyamasoba2.jpg
オヤマソバ(タデ科)Aconogonon nakaii 御山蕎麦
 北海道(アポイ岳,日高など)・本州(中部以北)に分布,高山の砂礫地に生える多年草。茎は太く,下部より枝を張り,毛はないかときにあり,高さ15-50㎝になる。
 葉はやや厚く,短い柄があり,卵形~卵状楕円形,先は鋭頭か鈍頭,基部は広い楔形,華はないかまたはあり,長さ4-12㎝,幅2-5㎝。
 托葉鞘は膜質,長毛があるかまたはない。
 花期は7-9月。円錐状の総状花序を出し,花を密に着ける。萼は5裂し,白色か緑白色,ときに黄紅色,長さ約3㎜。痩果は3稜形で広卵形,褐色で光沢があり,長さ3-3.5㎜。(2022.8.9)


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