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シモツケソウ

草原に広がる紅色
 群生する紅色の花に魅かれてシャッターを切るが,見返すと大した写真はほとんどない。意図もなく気軽に写している証拠である。9年前に訪れた群生地(写真下)ではシカの食害が深刻な状況のようだ。
※ 写真は上から順に上,中,下
shimotsukesou.jpgshimotsukesou2.jpgshimotsukesou3.jpg
シモツケソウ(バラ科)Filipendula multijuga 下野草
 本州(関東地方以西)・四国・九州に分布,低山地帯~亜高山帯の日当たりの良いやや湿った草原などに生える多年草。しばしば群生となる。根茎は太く,茎は高さ30-80㎝。
 葉は互生し,頂小葉は円形で幅5-10㎝,掌状に5-7中~深裂し,裂片は鋭尖頭,縁には鋸歯と欠刻があり,基部は心形。側小葉は多数あって,よく発達し,長さ3-30㎜,卵形~披針形で鋸歯と欠刻がある。托葉は膜質で乾くと帯褐色を呈し,茎に沿って直立し,あまりはっきりしない鋸歯が出る。

 花期は7-8月。花序は無毛。花は紅色で,径4-5㎜。萼裂片は反曲し,花弁は卵円形でいくらか歯牙がある。痩果は左右より扁平な長楕円形で,短い柄があり,両縁には毛がない。
 本州(関東北部,長野県,山梨県)には痩果に縁毛が出るアカバナシモツケソウvar. ciliata が分布する。
(上・中:2022.8.9,下:2013.8.10)


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