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イワオトギリ

葉全体に散らばる黒点
 本亜種は類似種シナノオトギリの分布と重なっている。現地で葉の黒点を確認したが,同定に至らなかった。証拠として数枚撮影,帰宅して葉全体に散在する黒点を確認した。すでに見頃を過ぎて葉の紅葉もはじまっていた。
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イワオトギリ(オトギリソウ科)Hypericum senanense subsp. mutiloides 岩弟切
 本州(中北部の岩木山から主に日本海側及び日光付近まで)に分布,亜高山帯~高山帯の砂礫地や草地に生える多年草。
 茎は基部が倒れて上部は直立し,高さ10-15㎝,まれに35㎝になる。地下茎を伸ばして群落をつくる。
 葉は対生し,卵形~楕円形で長さ1.5-4㎝,幅1-1.5㎝。葉全体に黒点が入る。類似種シナノオトギリ(ミヤマオトギリ)subsp. senanense の葉の黒点は縁に限り,少数の明点が入る。
 花期は7-8月。花は小さく5花弁で,それぞれの長さは8-9.2㎜。萼片の黒点は縁の方に少なく,内部に多い。(2022.8.9)


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