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ハクサンハタザオ

頂上部に咲く地味な花
 群生していたものは(写真下)倒れかかり見栄えがしないが,これが特徴といわれている。開花後期には花序の重みで倒れて,花茎下部の葉腋から新たに発芽する。今回歩いたルートでは頂上部の砂礫地だけで見かけた。高山植物と思ったが低山から高山帯まで分布するようだ。
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ハクサンハタザオ(アブラナ科)Arabidopsis halleri ssp. gemmifera var. senanensis 白山旗竿 別名 ツルタガラシ
 北海道・本州・四国(剣山)・九州(宮崎県)に分布,山地に生える多年草。茎は株状で,毛はないかまたはあり,高さ10-30㎝になるが,弱く,花後に倒れて地に着き新苗を出す。根出葉には短い柄があり,頭大羽状に分裂し,長さ2-7㎝,幅8-15㎜。茎葉は細く,羽状に中裂するか鋸歯縁で,長さ1-4㎝。
 花期は3-6月。総状花序は花後に伸びて,疎らに果実をつける。萼片は直立し,楕円形で,長さ約2.5㎜。花弁は白色か淡紅紫色,倒卵形で,長さ5-6㎜。長角果は線形,数珠上にくびれ,長さ1.5-2㎝で,毛はない。種子は平らで,長楕円形,長さ約1㎜。
(2022.7.2)


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