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キジカクシ

和製アスパラガス
 当然であるが,栽培種アスパラガス(和名 オランダキジカクシ)に似ている。細長い葉のようなものは葉状枝と呼ばれ,茎が変形したものと考えられている。光合成を行うので擬葉ともいう。本来の葉は退化して鱗片状で葉状枝の基部に着くといわれるが,1㎜程度で慣れないと見つけ難い。雌雄異株なので花を接写しようとしたが,これまた見分け難い。
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キジカクシ(クサギカズラ科)Asparagus schoberioides 雉隠
 北海道~九州に分布,山地の草原に生える多年草。雌雄異株。茎は高さ50-100㎝,上方でよく分枝する。
 葉は退化して鱗片葉となり,広卵形で膜質,長さ約1㎜。葉状枝は葉腋に3-7個束生し長さ10-20㎜,線形,扁平で緩く湾曲する。
 花期は5-6月。花は総状花序に着く。花被は広鐘形で長さ2-3㎜,淡緑黄色,花柄は長さ1-2㎜,頂端部に関節がある。葯は心形で花糸よりはるかに短い。液果は球形,径6-8㎜,赤く熟す。(2022.6.16)

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