SSブログ

タチゲヒカゲミズ

極小の花を撮る
 連日地味な花を取り上げる。山菜として重宝されるミズ(和名 ウワバミソウ)と同じ科の植物であるが,岩壁面が垂直を超えて傾斜しているような岩陰を好むようである。絶滅危惧種に指定されているとても小さな植物でほとんど気づくことはない。埼玉県RDB2011でも新知見種として報告されている。
tachigehikagemizu.jpgtachigehikagemizu2.jpg
タチゲヒカゲミズ(イラクサ科)Parietaria micrantha var. coreana 立毛日陰水
 本州・九州に分布,山地の岩窟などに稀に生える1年草。
 草丈は5-20㎝,茎は細く太さ1-2㎜ほど。水分を多く含み,柔らかく繊細な植物。比較的大きな株では基部で2-3回分枝し,上部でも短く分枝する。
 葉は楕円形~倒卵形で先はやや尖り,長さ10-20㎜。葉柄は葉とほぼ同長。
 花期は7-9月。葉腋に淡緑色の花をつける。花は単性,ときに両性花を着ける。
 基本種ヒカゲミズに対して本変種は全体に長い開出毛がある。絶滅危惧Ⅱ類(VU)(2022.6.16)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。