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ダンドタムラソウ

地域限定
 キソキバナアキギリを撮影中,近くに白っぽい花に気づいた。アキノタムラソウが脳裏を過ったが,繊細で草丈も低くナツノタムラソウに近い。この周辺には茎の基部から長い走出枝を出す変種の存在を教えていただいたので,容易に思い出した。よく見ると花の色は薄っすらと青紫色を帯びていた。見頃は終盤で唯一残っていた個体を撮影した。種小名stolonfela には“匍枝をもった”という意味がある。
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ダンドタムラソウ(シソ科)Salvia lutescens var. stolonifera 段戸田村草
 本州(長野県,愛知県,静岡県)に分布,山地の半日陰に生える多年草。ナツノタムラソウの変種で花の色が薄く,茎の基部から長い走出枝(stolon)を出す特性がある。茎はわすかに毛があるか,またはほとんど無毛。
 葉は薄く,1-2回羽状複葉で,小葉の縁は深い鋸歯となり,葉柄には開出毛がある。
 花期は5-6月。唇形の花は淡青紫色,長さ1㎝内外。雄蕊は2個で,花の外に突き出る。花冠外側や花序には腺毛が見られる。(2022.6.13)

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