SSブログ

アキノタムラソウ

変異の多い種
 花期は長く,梅雨末期から咲きはじめる。変異が多く,本来の葉を思いつかないほどだ。「ナツ(夏)」と呼びたいところであるが,花冠の中央から突き出るような雄蕊ではない。また,ナツノタムラソウの変種・ミヤマタムラソウでもないようだ。ここには珍しい白花の個体(写真D:シロバナアキノタムラソウ S. japonica f. albiflora)も混じる。
 ※ 写真は上から順にA~D
akinotamurasou.jpgakinotamurasou2.jpgakinotamurasou3.jpgakinotamurasou4.jpg
アキノタムラソウ(シソ科)Salvia japonica 秋の田村草
 本州~沖縄に分布,山野の疎林や道端に普通に見られる多年草。高さ20-80㎝になる。葉は3出葉,または1-2回羽状複葉,まれに単葉を着けることもあり変異が多い。羽片は長さ2-5㎝,表面は毛がないか,または疎らに毛があり,縁には鋸歯がある。茎の上部は多少分枝し,花穂な長く伸び,10-25㎝となって疎らに花が着く。花期は7-11月。萼片は唇形,ときに腺毛があり長さ5-6㎜,内面には環状に白毛がある。花冠は青紫色(まれに白色)で長さ10-13㎜,やや斜上し,内面の基部近くに毛環がある。雄蕊ははじめ上唇に沿って斜めにやや突き出て,やがて下方に曲がる。(2021.7.13)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。