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ヤセウツボ [寄生植物]

要注意外来生物に指定
 見るからに怪しげな植物である。畑地,牧草地,樹園地,路傍などに生育して様々な植物に寄生,種子は動物の胃中でも生存し,風,雨,動物,人間などを介して多様な形で繁殖する,といわれている。
 撮影後,車に戻る路傍にも群生して既に果期を迎えていた。猛威を振るう帰化植物の典型だ。
yaseutsubo.jpgyaseutsubo2.jpg
ヤセウツボ(ハマウツボ科)Orobanche minor 痩靫
 ヨーロッパから北アフリカにかけての原産で,中近東,アメリカ,アジアなどに広く帰化している1年草の寄生植物。マメ科,セリ科,キク科などの根から寄生根で養分を吸収し,春から初夏にかけて地上に出現する。全体に葉緑素を欠き,葉は褐色の腺毛を密生して分岐せずに直立し,高さ20-50㎝になる。葉は鱗片状に退化して互生する。花期は4-5月。茎の上部に,淡黄色で紫色の斑点のある長さ15㎜ほどの唇形花をやや密な穂状に着ける。1937年に千葉県での帰化が報告され,その後,関東以西の道端などで普通に見られるようななった。アフリカなどでマメ科作物などに寄生して大きな被害を与えている。(2022.5.2)



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